昭和や平成の初めごろには経験したことのなかった気候の変動に、私たちの生活が大きく左右される時代になってきました。
夏が暑すぎて、日中は外で運動ができなかったり、これまで来なかった地域に台風が来たり、恐ろしいほどの大雨が長く続き、農家さんが作った野菜を収穫できず、価格が高騰するようになりました。
キャベツ1玉98円が、398円。そしてついに555円へ。
白菜の1/8カットが58円から『200円』へ。
野菜の価格が高騰すると、小さく保っている家計に直撃し、スーパーへ向かう足どりが重くなります。
555円の小さなキャベツを手に取って、買い物かごへ入れるか、入れないか。
『このキャベツが、どうして555円なの?』とか考えてしまうと、キャベツを持つ手がふるえます。
ああそうか!ムリしてキャベツを食べなくてもヨイじゃないかと、1袋19円~38円の比較的価格が安定している『もやし』にたよっていると、夕食が『もやしの野菜いため』になります。
翌日はモヤシ鍋、その次の日はモヤシ焼きそば。
ただでさえ、レパートリーがないのだから、モヤシ炒めとモヤシ鍋、モヤシ焼きそばを交代で回すしかないという状況に。
お財布の中身と相談し、モヤシしか買いたくない自分にグッタリ。
またモヤシなのー モヤシはもう飽いた~。と言われてさらにグッタリ。
そんな野菜高騰に疲れたら、『栄養価』の高い『スプラウト』を、おうちで自家栽培してみませんか?
自家栽培といっても、キッチンでたった数日間。
とても簡単に収穫できるんですよ。
スプラウトとは
スプラウトとは、ブロッコリーなどの野菜の『新芽』のことです。
身近なところだと、スーパーで売られている『かいわれ大根』があります。
この『新芽』には、植物酵素やGABAといった、体を元気に保つ大切な栄養素がたくさん含まれているんですよ。
スプラウトの種は、大型のホームセンターや園芸店で売っていますが、お近くにお店がない場合は、楽天市場でも販売していますので、簡単に入手できます。
スプラウトの育て方
スプラウトは、このような容器に水を入れ、種をパラパラとまいて、放置しておくだけで育ちます。
水は、1日に1回入れ替えると、清潔に保てます。
種をまいた翌日には、水を吸って2倍ほどにふくらみます。
そして小さな芽が出てきて、数日後には食べれるようになります。
このスプラウトの容器は、楽天市場で購入できます。
なお、種のつぶが小さい場合は、下の画像のように、網目の穴にハマってしまい、発芽がしにくくなる場合があります。
このため、網目の小さいコチラの栽培容器もあれば、種の粒の大きさに合わせて栽培できるので、とても便利です。
スプラウトの、うれしい意外な効果
毎日の生活で忙しいなか、家計をやりくりし、家族や大切な人の健康を第一に考えて、がんばっているわたしたち主婦。
そんなわたしたちを、なかなか誰もほめてくれませんが、こうやってスプラウトを育てて、家族の待つ食卓へ出すようになると、高価な野菜に手を出さず、倹約にがんばった自分をほめてあげたい気持ちになってきます。
はじめは、めんどくさいなあと思っていた種まきも、新芽が出てくると、とても愛らしく「そろそろ明日が食べごろかしら」と思うようになります。
そんな、つかの間のひとときに、なぜかホッとし、仕事や家事、家族の相手で疲れた心の癒しになります。
また、育てたスプラウトを食卓へ出した際は、「種まきから収穫まで、わたしがやったのよね~♡」という、達成感を感じることもできます。
とれたて新鮮、安心安全の自家製スプラウトで、野菜高騰のピンチを、にこやかに乗り切りましょう!
それではまた!