危ないよ。燃料用アルコールは買っちゃダメ。

燃料用アルコールの写真

消毒用のアルコールが見つかりません。

薬局、ドラッグストア、ホームセンター、なんでも置いてありそうなイオンやスーパー。

あらゆるお店へ行ってみましたが、消毒や除菌に使えるアルコールはどこにもありませんでした。

そこで、ふと目に入ってきたのがコレ。

燃料用アルコールなのでした。

燃料用アルコールで消毒できないの?

燃料用と書いてあるけれど『アルコール』だから、消毒できそうな気がしますよね。

でもダメです。
危険です。

使ってはいけません。

燃料用アルコールでは、消毒しないでください。

消毒に使ってはいけない理由

燃料用アルコールを、なぜ消毒用として使ってはいけないのか。

理由は次のとおりです。

燃料用アルコールの成分50%~90%が、メタノールからできており、このメタノール(メチルアルコール)は有毒性があるから

メタノールとは

メタノールはアルコールの一種ですが、有毒性があるため、日本では劇物指定されています。

無味無臭なため、間違って飲んでしまうと、最悪な場合、失明したり、死に至ることもあります。

メタノールはメチルアルコールとも呼ばれています。

飲酒用のアルコールが不足していた戦後、闇市ではメタノールの入った密造酒がでまわりました。
それを飲んでしまった人が視力を失うこから、『目散るめちるアルコール』とも言われるようになりました。

また、過去には、燃料用アルコールを酒に入れて飲ませるという、恐ろしい事件も発生しています。

https://www.sankei.com/west/news/160428/wst1604280003-n1.html

用途

危険性のある、燃料用アルコール。

ではなぜ、市販されているのかというと、次のような使用用途があるためです。

  • アルコールランプ
  • コーヒーサイフォン(コーヒーを沸かすときに使う器具)

子供のころ、理科の実験で使った『アルコールランプ』あの中身が燃料用アルコール(メタノール)だったのですね。

燃料用アルコールを販売しているお店によっては、このような張り紙をしてくれていました。

燃料用アルコールの用途を注意喚起する張り紙

思わず手に取りそうになったわたしには、とてもありがたい張り紙でした。

みんなが探してる。アルコール消毒・除菌剤。

消毒用アルコール売り場へ行き、『あーあ。燃料用しかないのか~』とたたずんでいると、売り場へ、ほかのお客さんもチラホラと現れます。

わたしと同じように、消毒用・除菌用のアルコールを探しているようでした。

みんな忙しいなか、食材のお買い物途中や、お仕事帰りに立ち寄って、探しているんですよね。

『消毒用のアルコール、ないかな~」って。

なんということでしょう。
アルコール消毒液・除菌剤が、レアで希少な、手に入りにくい高級品のような存在になっているようです。

したくても、アルコール除菌できないわたしたちは、いったいどうすればいいのでしょうか。

『手洗い』をしよう!

アルコール除菌剤や消毒液がない現在、わたしたち一人一人にできることは、つぎの3つです。

  • 手洗い
  • うがい
  • マスク

手洗い
とにかく手洗いをする。神経質なくらい、してもいい。
家に帰ってきたら、どこにもふれず、まず手洗いをしましょう!

『ハッピバースデートゥーユー』の歌を、2回歌うくらい、時間をかけてていねいに、指先、爪の先、親指の付け根まで、しっかりと石けんで洗いましょう。

うがい
「やってもムダ」という人もいるが、うがいでソンをするワケではない。
それなら、うがいをやったほうがいいではないか。

マスク
「マスクは予防にはならない」という人もいたり、東京オリンピックの元森首相のように、「オリンピックが開催できるまではマスクをしない。」というご老人もいるようだが、基本的に、マスクをお持ちならば、マスクをしたほうが良いのではないか。

マスクをしたからといって、なにかソンをすることでもあるでしょうか。

たとえば欧米では、『マスクは体調の悪い人がするもの』なので、マスクをしていると『コロナになっているのでは?』と思われてしまう。
だから、『マスクは、健康な人がするものではない』というお国がらもあるようだ。

しかし、イタリア・フランス・スペイン・アメリカなどをはじめとした、欧米全域でコロナ肺炎が急激に広がっている様子を見ていると、はたして、その考え方で大丈夫なのだろうかと、とても疑問に感じてしまう。

そして日本では、欧米とは逆のようで『マスクしろよ』という空気感になっていると、わたしは感じている。

先日のニュースでは、電車内で少しコホンとセキをした人が、マスクをしておらず、『マスクしろよ!』とケンカになってしまったのだと報道されていた。

そういったことは、都心部だけでなく、わたしの住む地方の田舎町でも起こっているのです。

休みたいけど、休めない。

『休みましょう』というけれど、会社を休むためには病院の診断がいる。

それが日本社会の現状だとわたしは思う。

寝てれば治る。軽症者は大丈夫。
家で寝て、食べて休んでおけという。

『病院に来るな』と報道されているが、上司に言うと病院へ行けと言われるし。

動きたくても動けないし、マスクや消毒液を買いたくても買えないし。

元気がありあまってる子供たちは、家にいるし。

先が見えない。

でも、みんな、それぞれどうにかしようと、必死に頑張ってるんだよね。

どうかはやく、コロナが収束しますように。

このブログを見てくれたあなた。
どうかムリをせず、じぶんの体を大切にしてくださいね。

それでは、またあした。